こんにちは ベストマッチングアドバイザー の石川 博嗣(いしかわひろし)です
あなたの会社あなたのお店 中小企業や個人商店の採用に役立つ情報です。
この前
【採用までに必要な書類を準備しましょう】
の冒頭で書いた話の続きです。
この社長さんの会社は 社員2名 パートさん3名の会社です。
今年法人格にしたことで営業マンを一人採用しようと決め
そこで数年前から知っていた同業界の営業マンに声をかけました
本人もノリ気で話をいい感じに進みました・・・
以前から知っているし、同業界なので営業マンとしての能力は
わかっていますので 問題ありません。
なので社長さん自身もすんなり話が進むと思ってました。
でもっ!
実際に会って話をしてみると
「 なんか違う 」
「 なんかひっかかる 」
そのせいで 「 【採用】と判断できない 」 となったそうです
そこで 僕に相談がありました。
僕はまず
◆ 判断ができるまで何回も会いましょう
とアドバイスしました。
そして できればその時に
『 もし採用したら 給与などの条件は このぐらい 』
と概算を提示してください。
とお願いしました。
・・・・で 話をして 条件を提示したところ
なにに引っかかっていたかがわかったそうです。
◆ ビジネスのお金(売上や利益)に対する意識が違う
◆ ビジネス以外での金銭感覚が違う
の2点でした。
それをうかがって 僕は次のようにアドバイスしました
◆ 社長の決めかねている気持ち[採用のクラウド(雲)と呼びます]がある以上は
はっきり結論がでるまで何度でも会ってください。
◆ クラウドが晴れないのであれば採用はあきらめましょう
「 何度も面接したら先方(応募者)が嫌がるのでは? 」
と思いません?
これでいいんです
「 採用して入社したら毎日会社にこなくちゃいけないんですから
それを面倒だと考える方なら採用しないほうがいいんです 」
判断ができるまで何度も会うことが大事です。
また 「 今回で採用しなきゃ 」 という考えに囚われないことです。
時に 中小企業 や 個人商店 では なおさらです。
会社にマッチした方を採用できればそれは 会社の 【 財産(まさに人財) 】になりますが
そうでなければ 会社の 【 費用 】 になってしまいます
しかも形として残らないですよね
中小企業や個人商店にとっては 1円 1円が大事なお金です。
よく考えて吟味して 何度も会って
決断しましょう。
◆ 自宅を見に行く
というのも本人の金銭感覚や本人を知る有効な手段になります。
後日社長から連絡があり
「 とにかくじっくり考えてみるよ 採用しなきゃもったいないような気持ちになってたよ」
高い転職サイトや求人広告を使った場合や
期待以上の能力の人が応募してきたりすると
『 採用しなきゃもったいないんじゃないか 』 と考えてしまい
無理して高い給与提示したり
採用のクラウドが晴れないまま決断したり
してしまいます。
【 無理して採用しても いいことはありません 】